「ITの活用」をテーマに講演させて頂きました

2018年2月16日(金)、建設業界の経営者や後継者の会員が集まるある団体の研修会に参加しました。研修会には、約30名の会員の方が集まり、「ITの活用」と題して講演をさせていただきました。当日は、事前に参加企業の方から集めたアンケートの内容を元に、ITの疑問や社内で課題となっていることを中心に、以下のような内容で約1時間話をしました。

1. ITトレンドと企業の活用動向

講演会の冒頭で、政府広報ページで紹介されている「Society5.0」の考え方を元に、最近話題となっている「クラウド」、「BigData」、「AI(人工知能)」、「IoT」がどのように利用されているか、私の生活や株式会社マビソルの企業活動での利用事例などを紹介しました。
また、事前に参加会員の皆様に回答いただいたアンケートをもとに、「IT活用状況」、「IT化の障害や制約」、「IT人材の充実度」、「IT投資の動向」といったことに関して、一般に公開されている中小企業のアンケート結果と比較しながら、傾向や今後注目すべき点について解説させて頂きました。

2. 社内の情報基盤活用

この章では、「情報発信」、「SNS活用による集客 」、「問い合わせ受付」、「情報共有基盤」、「セキュリティ対応」というトピックをテーマにしました。講演会の中では、実際に参加者の持っているスマートフォンで自社のサイトを検索・アクセスしていただきながら、活用のポイントを見ていただきました。

3. 建設業界のIT活用動向

50年前からトンネル工事の生産性は約10倍に向上したといわれていますが、コンクリート工や土工の生産性はほとんど変わっていないそうです。一方、建設業界では技能労働者の高齢化が進み、労働不足が進んでおります。そのような背景の中、国土交通省が進めている「i-Construction」や大手の企業がどのような取り組みを行っているかを紹介させて頂きました。このような取り組みの中で、研修会に参加された企業が、このような技術動向とどのように関わっていくことになるか、私の考えている予想を交えながら話をさせていただきました。